
胡蝶蘭の回復チャレンジ!枯れた株をよみがえらせる方法
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水切れ3カ月の株は、よみがえるのか?胡蝶蘭再生チャレンジ!
こんにちは、Seedpotの小島です。
今回は、「贈答用でもらったけれど、気づいたら枯れかけてしまった…」という 瀕死状態の胡蝶蘭 をお預かりし、その“再生チャレンジ”に挑んだ記録をお届けします。
胡蝶蘭といえば、開店祝いや就任祝いなどでいただくことも多い、華やかで高級感のある植物ですが、実はとってもデリケート。
特に水やりの管理を間違えると、一気に弱ってしまうことも。
今回の胡蝶蘭は、なんと「約3カ月間、ほとんど水をもらえていなかった」という状態。
花はしおれ、葉もクタクタ…。正直なところ「復活できるかどうかは五分五分」でした。
それでも、植物を諦めたくない、という思いから、再生にチャレンジしてみることにしました!
【STEP①】まずは「花茎のカット」から
最初に行ったのは、枯れてしまった花茎の剪定。
本来なら花が終わったあとでも、株に力があれば再び咲かせることもできますが、今回は株そのものが弱っていたため、余計な負担を減らすことを優先しました。
▼ポイント
・ハサミはしっかり消毒
・根元近くからスパッと切る
・茎が残っていると、株のエネルギーがそちらに取られてしまうため要注意です
また、胡蝶蘭は一鉢に2~3株が寄せ植えされていることが多いので、慎重に株を分ける作業も同時に行いました。
【STEP②】古い水苔を取り除き、根のチェック
ここからが丁寧な作業の本番。
1、まず、株全体をぬるま湯に浸して、古い水苔をふやかします。乾いた状態では苔が取れにくく、無理に引っ張ると根を傷つけてしまうため、しっかり柔らかくしてから取り除きます。
2、次に、根の状態を一本ずつチェック。
・茶色くぶよぶよした根は腐っているサイン
・白っぽく硬い根は、生きている可能性が高いため残します
ここでの丁寧さが、後の回復スピードに大きく関わってくるんです。
【STEP③】新しい鉢に植え替え
古い苔と傷んだ根を取り除いたら、いよいよ新しい住まいへ。
1、鉢底に軽石やベラボンなど通気性のよい素材を敷いて、湿気がこもらないようにします
2、中心に株をセットし、根の周りに新しい水苔をふんわりと詰めていきます
3、水苔はきつく押し込まず、通気性を保ちながらも、倒れないように軽く固定します。
胡蝶蘭の根は空気も大切にする性質があるため、「湿りすぎず、乾きすぎず」が理想。
水苔は、そのバランスを保ってくれる素材としてとても優秀です。
【STEP④】植え替え後の管理が命運を分ける!
植え替えたあとは、「やさしく見守る期間」がスタートします。
1週間ほどは水を控えめに
急にたくさん水を与えると、根が吸収しきれず腐ってしまうリスクがあるため、まずは「乾燥気味」に。
直射日光は避けて、明るい日陰に置く
回復中の株には、強すぎる日差しはストレスになります。
肥料は与えない
新しい根が伸びてくるまでの間は、肥料は我慢。植物のペースを大切に。
・経過報告「1カ月後の変化」
植え替えから約1カ月が経過。
弱っていた葉が少し厚みを取り戻し、株全体が徐々に回復しているように感じます。
このまま管理を続け、どの程度復活するか追っていきます。
果たして、花を咲かせることができるのでしょうか?
今後も状況を定期的に報告していきますので、お楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もっと詳しく知りたい方へ
YouTube動画「【胡蝶蘭】贈答用でもらった胡蝶蘭は復活することができるのか?」では、より詳細な解説がされていますので、ぜひご覧ください。
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